動物園鳥図鑑-モモイロペリカン(Pelecanus onocrotalus)

モモイロペリカンは全身が薄いピンクがかった白色の羽毛に覆われているペリカンの仲間で、日本の施設で最も多く見られるペリカンです。

モモイロペリカンについて！

モモイロペリカンは体長1.5m以上に成長するペリカン目ペリカン科ペリカン属の属です。

ペリカン属の中でも大型の種類です。

モモイロペリカンはピンクがかった白色の羽毛に覆われており、大きな嘴を持ちます。

目の周辺は裸出しており、ピンク色をしています。

初列風切と次列風切は黒色をしています。

水鳥ですが、季節により長距離移動する事もある種類で、飛行能力は低くないようです。

食性は肉食で魚類、甲殻類などを捕食しています。(他の鳥類を食べる事もあると言われています。)

群れで獲物を追い込んで狩りを行い、追い込んだ後は大きな嘴を開いて一斉に捕えます。

モモイロペリカンは夏季にヨーロッパ南東部～中央アジア、アフリカで繁殖を行い、ベトナムやインド、アフリカ南部で越冬します。

湖沼、湿地など水辺に生息し、小さな群れを作ります。

地上に巣を作り、繁殖コロニーを形成します。

分布地域は幅広いですが、コシグロペリカンよりも個体数は少ないと考えられています。

モモイロペリカンを展示している施設！

モモイロペリカンを展示しているJAZA加入の施設は37ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

モモイロペリカンと札幌円山動物園

札幌円山動物園ではアフリカゾーンにてモモイロペリカンを展示しています。

札幌円山動物園ではカバの展示場の隣でモモイロペリカンを展示しており、数羽の個体が展示されています。

このエリアではモモイロペリカンの他にダチョウ、エランド、サーバル、カバ、ライオンなどが展示されています。

モモイロペリカンと多摩動物公園

多摩動物公園ではペリカンエリアにてモモイロペリカンを展示しています。

多摩動物公園では上のようにキリンの展示エリアの隣でモモイロペリカンを展示しているため、モモイロペリカンとキリンを同時に見ることができます。

多摩動物公園では長年累代飼育されており、多くの個体が展示されています。(展示数は日本で最も多いと思われます。)

ペリカン達に餌を与える姿を見ることができるイベントが行われており、飼育員さんが魚を投げて与えるのを見ることができます。

モモイロペリカンと八景島シーパラダイス

八景島シーパラダイスではアクアミュージアムのフォレストリウムにてモモイロペリカンを展示しています。

八景島シーパラダイスでは札幌円山動物園から来園した3羽のモモイロペリカンを展示しており、上のようにほとんど直接見る事ができます。

このエリアではモモイロペリカンの他にコツメカワウソ、レッサーパンダ、ベニイロフラミンゴ、チリーフラミンゴ、アカツクシガモ、コールダックや淡水魚類などが展示されています。

モモイロペリカンと東山動物園

東山動物園ではペリカンエリアにてモモイロペリカンを展示しています。

東山動物園では上のような展示場でモモイロペリカンを展示していました。(見つけられた限りでは2羽)

この近くではベニイロフラミンゴ、チリーフラミンが展示されている展示場があります。

モモイロペリカンを展示している施設の一覧

モモイロペリカンを展示しているJAZA加入の施設は37ヵ所です。

ここまで

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