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動物園鳥図鑑-ウミガラス(Uria aalge)

ウミガラスは世界中に1,800万羽が生息しており、生息数が多い種類です。

日本では以前は多くの個体が繁殖に飛来していましたが、現在では国内で繁殖する個体は100羽以下になっています。(近年は保護活動により増加傾向)

 

 

ウミガラスについて!

ウミガラスは体長40cm程度にまで成長するチドリ目ウミスズメ科ウミガラス属の鳥です。

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ウミガラスはペンギンにも似た外見をしており、白と黒色のツートンカラーとなっています。

上の写真は冬毛で、頬の部分が白色の羽毛に覆われていますが、夏毛の場合は頸部から上が全て黒色になります。

食性は肉食で軟体動物、小型の魚類を捕食しています。

水中で羽ばたいて泳ぐ事ができ、150m以上潜水する事もできるようです。

 

和名 ウミガラス
学名 Uria aalge
英名 Common Murre
チドリ目(Charadriiformes)
ウミスズメ科(Alcidae)
ウミガラス属(Uria)
分布 太平洋北部、大西洋北部、北極海
生息環境 沿岸

ウミガラスは太平洋北部、大西洋北部、北極海に分布しています。

7亜種に分類されており、日本やカナダ、アラスカなどで見られる(Uria aalge inornata)が最大亜種です。

日本では天売島などで約5000羽が繁殖を行っていましたが、現在では10数羽が繁殖するのみとなっており、2012年には16年ぶりに二桁の繁殖に成功しています。(2004年~2010年の間に繁殖に成功したのは3羽のみ)

保護活動が功を奏したのか2020年には65羽が飛来しました。

これは天売島にハシブトガラスやオオセグロカモメといった外敵の増加したこと、餌の減少、混獲などが原因とされています。

繁殖期になると集団で崖の上や崖にコロニーを作り、巣を作らずに岩場に直接産卵します。

ウミガラスの卵は片方のみが尖った形状をしており、「ヨウナシ型」と呼ばれます。

ウミガラスを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年5月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

ウミガラスを展示しているJAZA加入の施設は3ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

ウミガラスと葛西臨海水族園

葛西臨海水族園では海鳥の生態エリアにてウミガラスを展示しています。

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葛西臨海水族園では上のように多くのウミガラスを展示しており、タイミングによっては若鳥も展示されています。

同じ展示場内でエトピリカも展示されており、ウミガラスやエトピリカに関する資料も多く掲示されています。

 

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海鳥に餌を与えるイベントも行われており、イカナゴやオキアミが水中にばら撒かれます。

エトピリカとウミガラスが潜水して餌を食べる姿を見ることができます。

ウミガラスを展示している施設の一覧

ウミガラスを展示しているJAZA加入の施設は3ヵ所です。

福島海洋科学館 葛西臨海水族園 新潟市水族館 

新潟市水族館では2021/4/18から展示が開始されました。

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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