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動物園鳥図鑑-モモアカノスリ(Parabuteo unicinctus)

モモアカノスリは北米大陸南部~南米に分布しているタカの仲間で、「ハリスホーク」と呼ばれる事も多いです。

ペットとして人気の高い種類で、日本でも飼育される事があります。

 

 

モモアカノスリについて!

モモアカノスリは全長70cm程度にまで成長するタカ目タカ科モモアカノスリ属の鳥です。

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モモアカノスリは黒褐色の羽色をしており肩、翼の裏、脚は赤くなります。

嘴と脚は黄色で、尾羽の基部と先端は白色になっています。

鳴き声が大きな種類として知られており、「ギャー!」など不快な鳴き声を発します。

食性は肉食で小型の哺乳類、小型の鳥類、爬虫類、昆虫などを捕食しています。

 

和名 モモアカノスリ
学名 Parabuteo unicinctus
英名 Harris's Hawk
タカ目(Accipitriformes)
タカ科(Accipitridae)
モモアカノスリ属(Parabuteo)
分布

アメリカ合衆国南部~アルゼンチン等

生息環境 疎林、半砂漠

モモアカノスリはアメリカ合衆国南部~チリ南部、アルゼンチン中央部にまで分布しています。

イギリスではペットとして持ち込んだ個体が逃げたものが繁殖しているとも言われています。

モモアカノスリは以下の3亜種に分けられています。

・Parabuteo unicinctus harrisi

分布地域:テキサス州、中米の大部分

・Parabuteo unicinctus superior

分布地域:アリゾナ州(アメリカ)、メキシコのバハカリフォルニア州、ソノラ州、シナロア州

・Parabuteo unicinctus unicinctus

分布地域:南米大陸の一部

猛禽類の中でも飼育しやすく、人にも良く慣れる事から入門種とされており、世界中で鷹狩で最も一般的に用いられています。

日本でもペットとして飼育される事があり、「ハリスホーク」の名称で呼ばれる事が多いです。

生息環境の開発などにより生息数が減少していると言われています。

ヨーロッパなどでは本種を使って街中の小鳥を追い払ったり、空港でのバードストライクを防止するために鷹匠を雇い、鳥を威嚇して追い払うなども行っています。

モモアカノスリを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年9月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

モモアカノスリを展示しているJAZA加入の施設は21ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

モモアカノスリと上野動物園

上野動物園ではワシ・タカエリアにてモモアカノスリを展示しています。

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上野動物園では1羽のモモアカノスリを展示しており、観察しやすいケージで展示されています。

このエリアではモモアカノスリの他にダルマワシ、オオワシ、コンドル、コシジロハゲワシ、クマタカなどが展示されています。

モモアカノスリを展示している施設の一覧

モモアカノスリを展示しているJAZA加入の施設は21ヵ所です。

おびひろ動物園 八木山動物公園 宇都宮動物園
那須どうぶつ王国 群馬サファリ 埼玉こども動物公園
東武動物公園 上野動物園 羽村市動物公園
よこはま動物園 八景島シーパラダイス シャボテン動物公園
アドベンチャーワールド 神戸どうぶつ王国 姫路動物園
姫路セントラルパーク 淡路ファームパーク 鳥羽水族館
徳山動物園 秋吉台サファリ 九十九島動植物園

モモアカノスリは人に良く慣れる事からバードショーなどに登場する事もあります。 

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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