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動物園鳥図鑑-コサンケイ(Lophura edwardsi)

コサンケイはベトナム中部に分布しているキジの仲間で、ベトナム戦争や生息環境の開発の影響により生息数は激減しており、2000年以降に野生個体が確認できていません。

日本を含む世界各地で血統を管理して累代飼育を行っています。

 

 

コサンケイについて!

コサンケイはオスの全長が65cm程度、メスが全長50cm近くにまで成長するキジ目キジ科コシアカキジ属の鳥です。

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コサンケイはオスとメスで外見が異なり、オスは頸部、背、腰、腹部が青や緑などの光沢がある黒色をしています

冠羽は白色の羽毛があり、風切羽は黒色になります。

 

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上の写真はメスの個体で、全身が茶色をしており、オスとは違い頭部の頂部に白色の冠羽がありません

性別に関係なく顔には赤色の裸出部分があります。

 

和名 コサンケイ
学名 Lophura edwardsi
英名 Edwards's pheasant
キジ目(Galliformes)
キジ科(Phasianidae)
コシアカキジ属(Lophura)
分布

ベトナム南部

生息環境 湿潤林

コサンケイはベトナム中部に分布しています。 

標高600m以下にある藪地の多い湿潤林に生息しています。

5~6個の卵を産卵し、抱卵期間は25日程度です。

ベトナム戦争の枯葉剤や生息環境の開発、狩猟により生息数は激減しており、2000年以降に野生個体が確認されておらず、野生絶滅したとも考えられています。

世界各地で血統を登録して累代飼育されています。(日本の動物園でも約10ヵ所の施設で飼育されています。)

コサンケイを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2020年9月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

コサンケイを展示しているJAZA加入の施設は11ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

コサンケイと上野動物園

上野動物園ではスマトラトラの展示場横にてコサンケイを展示しています。

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上野動物園では上のように複数の個体が展示されており、1匹のオスに対して多くのメスが展示されていました。

スマトラトラを展示している展示場の傍にある分かりにくい場所でコサンケイを展示しており、展示場の大部分が陰になっており涼しそうな展示場になっています。

近くのキジ展示エリアではハゲガオホウカンチョウ、パラワンコクジャク、コシアカキジなどのキジの仲間が展示されています。

コサンケイと東山動物園

東山動物園ではキジ・ツル舎にてコサンケイを展示しています。

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東山動物園では上のようにオスとメスの個体が展示されており、性別の違いによる外見の差を観察することができます。

このエリアではコサンケイの他にタンチョウ、クロヅル、アネハヅル、オオホウカンチョウ、ニジキジなどが展示されています。

隣のエリアではコンドルなどの猛禽類を展示しており、鳥が好きな方にはオススメのエリアです。

コサンケイを展示している施設の一覧

コサンケイを展示しているJAZA加入の施設は11ヵ所です。

かみね動物園 埼玉こども動物公園 狭山智光山動物園
上野動物園 多摩動物公園 千葉市動物公園
鯖江西山動物園 東山動物園 天王寺動物園
久留米鳥類センター 熊本市動植物園  

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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