今回紹介するのは東海大海洋博物館に入館して最初にある展示エリア「きらきら☆ラグーン」というエリアで、サンゴ礁に生息しているカラフルな魚をメインに展示しているエリアです。
大型の水槽は設置されていませんが、小~中型の水槽が並んでおり、綺麗にレイアウトされた水槽が多いです。
東海大海洋博物館のきらきら☆ラグーンについて
東海大海洋博物の一番初めにある展示エリアで、館内でもトップクラスに派手な生物達が展示されています。
上のような入り口からエリア内に入ることができます。(写真ではやや暗く見えますが、中に入ってしまうと暗さは感じません。)
上の写真のようにサンゴ礁を再現したような水槽が多く設置されており、カラフルな魚とサンゴのレイアウトが綺麗です。(上の写真は入り口から入ってすぐに設置されている水槽です。)
大型の水槽は設置されておらず、水槽ごとにテーマに沿った水槽が展示されており、他の水族館ではあまり見られないような珍しい種類も展示されています。
きらきら☆ラグーンの展示水槽
ここからは「きらきら☆ラグーン」で展示されている水槽を紹介していきます。
きらきら☆ラグーンエリアでは大型の水槽は設置されていませんが、小・中型の水槽が多く設置されています。
他の水族館ではあまり見られないようなユニークな形状をした水槽もあります。
左側は水槽が壁一面に埋め込まれており、1水槽に1種類が展示されており、目を引くような独特な見た目をした生物が展示されていました。
右側の写真は円柱型の水槽が2つ連結した作りになっており、パイプで繋がれており、自由に行き来できるようになっていました。(ニセゴイシウツボという大型のウツボも展示されていました。)
エリア自体は大きくありませんが、上の写真のように所狭しと水槽が並んでいるので多くの水槽を見ることができます。
サンゴ礁で見られるようなカラフルな生物が多く展示されており、他の水族館ではあまり展示されていない珍しい種類も見ることができました。
上の写真は入り口付近に設置されている水槽で、奥側に見られる水槽とは仕切りがあって繋がっていません。
水槽内に湾曲している場所があるのが上の写真から分かりますが、トンネル状になっており、人間がトンネルの中に入って見る事ができるようになっています。(コロナ対策で私が訪れた際は封鎖されていました)
この水槽内ではナマコの中でも最大種の1種とされているオオイカリナマコやユニークな形状をしたクダゴンベなどが展示されています。
上の写真はテッポウエビとハゼの共生を展示している水槽で、この組み合わせは水族館でも多くの施設で見ることができますが、東海大海洋博物館の展示では巣穴の断面図と巣穴の中での行動も見る事ができます。
野生でもテッポウエビが巣穴を掘り、ハゼが外敵が来ていないかを見張る事で共生しています。
テッポウエビの大きなハサミでシャベルのように巣穴を掘り進んでいる姿を観察してみてください。
上の水槽は水深の深い場所に生息している魚が展示されているためか水槽全体が暗く、地面に直接設置されている水槽です。
展示されている魚はオナガウツボ、トガリエビス、アカマツカサ、キリンミノでした。
この中でもキリンミノは特にオススメで、多くの水族館で展示されているミノカサゴ・ハナミノカサゴよりも小型ですが、非常に綺麗な胸鰭をしている種類なので是非観察してみてください。
展示されているオススメの生物
ここからは水槽ではなく、展示されている生物のうち個人的にオススメの種類を紹介していきます。
上の写真のカラフルな魚はニシキテグリという種類で、非常に派手な見た目をしている魚です。
テグリとは底引き網(手繰り網)で多く漁獲される事が由来になっていると言われています。
派手な外見と愛嬌のある動きからアクアリウムでも人気の高い魚です。
ニシキテグリは壁一面に小さな水槽が埋め込まれているエリアで展示されていました。
上の写真はイトヒキテンジクダイという魚で、多くの水族館で飼育されている魚ですが、東海大海洋博物館でも飼育されていました。
アクアリウムでも人気のある種類ですが、飼い込むと上の写真のように目の近くにキラキラとした紫色の模様が出てきて非常に綺麗な種類です。
エリア入り口に設置されている水槽に群れで飼育されているので、是非観察してみてください。
上の水槽はアマモ(海藻)水槽で展示されていたクロウミウマというタツノオトシゴの仲間で、日本で見られるタツノオトシゴの仲間としては大型の種類です。
アマモに絡みついて見つけにくい事もありますが、是非水槽の中からクロウミウマを見つけてみてください。
上の水槽は どの水族館でも人気者のチンアナゴ・ニシキアナゴを展示している水槽です。
チンアナゴ・ニシキアナゴも人気の高い生物ですが、ウナギギンポという珍しい種類が展示されており、クネクネと泳ぐ姿を見ることができました。
私が訪れた際には丁度、餌を与える時間だったのか餌を食べるチンアナゴ・ニシキアナゴの姿を見ることもできました。
このエリアに展示されている生物のほとんどが魚類ですが、甲殻類も少ないながらも展示されています。
左側の写真はノコギリウニというウニの仲間で一般的にイメージされるウニよりも太い棘を持っており独特な形状をしています。
右側の写真は時折ニュースにもなる有毒ガニ、スベスベマンジュウガニという種類です。
ニュースでは小型のカニと紹介されますが、ガッチリとした体型をしており、甲羅幅よりは大きく見えます。
きらきら☆ラグーンではエリア内でも くまのみ水族館と並んでカラフルな魚が展示されているエリアで、小型種が中心ですが多くの魚を見ることができます。
小さい水槽が多いですが、その分、展示されている生物を近くで観察しやすい展示となっています。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。