千歳水族館は淡水魚をメインとした水族館としては最大規模の施設で、「サケのふるさと 千歳水族館」という正式名称から分かるようにサケの仲間の展示が非常に充実している水族館です。
今回はサケではなく、世界中の淡水魚を展示している「世界の淡水魚ゾーン」にについて紹介していきます。

千歳水族館の世界の淡水魚ゾーンについて
千歳水族館は世界中の淡水魚を集まて展示しているエリアで、南米から東南アジア、アフリカなど様々な地域から集められた魚達が展示されています。
大型の魚から小型魚まで多くの種類の魚を見ることができます。

上の写真のようにやや暗いエリアの中に明るい水槽が10個くらい設置されています。
世界の淡水魚ゾーンに展示されているオススメの水槽について
世界の淡水魚ゾーンには魅力的な水槽が並んでいますが、その中でも個人的にオススメな水槽を紹介していきます。

上の水槽はおそらく世界の淡水魚ゾーンで最も大きな水槽で、展示されているのもアリゲーターガー、レッドテールキャットフィッシュ、タイガーシャベルノーズキャットフィッシュ、メガロドラスと大型の種類が展示されています。

上の写真はレッドテールキャットという赤色の尾鰭を持つ大型のナマズの仲間で、大型の個体が展示されていますが、正面から見ると非常に可愛い顔つきをしています。

上の写真はタイガーシャベルノーズキャットフィッシュという名前のナマズの仲間で、名前の由来にもなっているシャベルのような平べったく伸びた吻が特徴です。(タイガーは体側の模様が由来となっています。)

大きなアリゲーターガーも2匹展示されており、近くで見ることができるので非常に迫力があります。
アリゲーターガーはガーの仲間としては最大種で、2m以上に成長します。

先ほど紹介した水槽と同じくらい大きな水槽が一つあり、アジアアロワナ、ゴールデンスポッテッドナイフフィッシュ、ダトニオ・プラスワンなどが展示されています。
アジアアロワナは綺麗な橙色をしており、水槽の上層部をグルグルと回っていました。

このエリアで唯一の汽水域の魚を展示している水槽で、テッポウウオやヒメツバメウオ、トビハゼなど汽水域で見られる魚が展示されています。

この水槽は上がオープンになっており、上から覗くことができます。
しかし、展示されているテッポウウオが覗き込んでいる人に向かって水を発射することもあるので注意が必要です…(私の目の前で水をかけられている人もいました…)

上の写真はポルカドットスティングレイと呼ばれる淡水エイの仲間で、黒色の体色に白色の水玉模様が綺麗なエイです。(千歳水族館では2匹が展示されていました。(2020年9月時点))
綺麗な見た目から淡水魚としても人気の高い種類で、高値で流通しています。
世界の淡水魚ゾーンに設置された小型魚水槽たち
先ほど紹介したような大型の魚が展示されている水槽以外にも小型の種類を展示している水槽が展示されています。

上の水槽では生息地もバラバラな変わった魚が展示されており、世界の淡水魚ゾーンに展示されている水槽にしては幅広で大きな水槽です。
この水槽ではハーフオレンジレインボーフィッシュ、ブルーレインボーフィッシュ、コームスケールレインボーフィッシュ、グラスキャット、ラージグラス、シルバーシャーク、レモンフィンバルブなどが展示されています。
この中でもレモンフィンバルブやシルバーシャーク、ブルーレインボーフィッシュなどは展示している施設が少ないレアな魚です。


左側がレモンフィンバルブ、右側がシルバーシャークです。どちらもコイ目の魚です。
レモンフィンバルブは鱗が明瞭に見えて非常にカッコイイです!

上の写真は水槽の一部ですが、幅広の水草水槽も設置されています。
この水槽ではネオンテトラ、ファントムテトラ、ディスカスなど熱帯魚としてポピュラーな種類を中心に10種類程度が展示されています。
珍しい種類は少ないですが、水草と熱帯魚が美しい水槽となっています。

水槽の上の方ではエボシカメレオンも展示されています。(置物のようにも見えますが、本物です。)

上の水槽はアフリカの湖に生息しているシクリッドの仲間を中心に展示しています。
コンゴテトラ、ネオランプロログス・プリチャージ、ゴールデンゼブラシクリッド、カメレオンシクリッド、ラビドクロミス・カエルレウス、アーリーが展示されています。
気性が荒い種類が多く、水槽内でも小競り合いする姿を見ることができます。
今回紹介した水槽以外にも水槽は設置されており、紹介しきれなかった魚も展示されています。
千歳水族館では海水魚をほとんど展示していない代わりに淡水魚の展示が充実している水族館で、サケが有名な施設ですが、サケ以外の日本の淡水魚、世界の淡水魚も多く展示されています。
非常にオススメの水族館となっているので、興味がある方は是非訪れてみてください。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。