パタスザルはアフリカ大陸中部に分布しているサルの仲間で、走る速度55km/hと霊長類の中でも最速です。
パタスザルについて!
パタスザルはオスは体長60~87cm程度、メスは体長50cm程度にまで成長する霊長目オナガザル科パタスモンキー属の動物です。
パタスザルは背側は明るい茶色、腹側は白色の体毛に覆われています。
顔部は黒色と言われていますが、飼育個体で屋内で飼育されている個体は上のように淡色になるようです。
口元には白色の口ヒゲがあり、四肢は長いです。
地表棲の強い種類で、地上を走る速度は55km/hにも達すると言われており、これは霊長類の中で最速です。
食性は雑食で木の葉、果実、花、昆虫、鳥類などを捕食しています。
和名 | パタスザル |
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学名 | Erythrocebus patas |
英名 | Hussar monkey |
目 | 霊長目(Primates) |
科 | オナガザル科(Cercopithecidae) |
属 | パタスモンキー属(Erythrocebus) |
分布 | アフリカ大陸中部 |
生息環境 | サバンナ |
パタスザルはアフリカ大陸中部に分布しています。
サバンナや開けた森林に生息しており、1頭のオスを中心とする最大60頭程度の群れを形成します。
妊娠期間は約170日程度で、普通は1度に1頭を出産します。
生息環境の破壊や食用目的での狩猟などで数は減少していると言われていますが、分布域が広く個体数が多いので絶滅のおそれは低いと考えられています。
実験動物として利用される事もあります。
パタスザルを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年5月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
パタスザルを展示しているJAZA加入の施設は5ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
パタスザルと千葉市動物公園
千葉市動物公園ではモンキーエリアにてパタスザルを展示しています。
千葉市動物公園では2頭のパタスザルを飼育しています。
2020年9月に日本モンキーセンターからオスの個体が来園し、繁殖を試みています。
このエリアではパタスザルの他にニホンザル、フクロテナガザル、マンドリル、クロザル、ワオキツネザルなどが展示されています。
パタスザルを展示している施設の一覧
パタスザルを展示しているJAZA加入の施設は5ヵ所です。
千葉市動物公園 | 豊橋動物園 | とべ動物園 |
ときわ動物園 | 平川動物公園 |
ここまで
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