エンペラータマリンは皇帝のような立派な口ヒゲが特徴的なタマリンの仲間で、日本では千葉市動物公園と日本平動物園で飼育されています。
ドイツの皇帝、ヴィルヘルム二世が名前の由来になっているようです。
エンペラータマリンについて!
エンペラータマリンは体長25cm程度にまで成長する霊長目マーモセット科タマリン属の動物です。
エンペラータマリンは黒色、茶褐色、灰褐色などの体色をしており、口元に立派な白色の口ヒゲがあります。
尻尾は茶色で長く、体長よりも長いです。
食性は雑食で果実、昆虫などを捕食しています。
樹上棲の強い種類で、地面に降りる事はほとんどありません。
和名 | エンペラータマリン |
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学名 | Saguinus imperator |
英名 | Emperor Tamarin |
目 | 霊長目(Primates) |
科 | オマキザル科(Cebidae) |
属 | タマリン属(Saguinus) |
分布 | 南米北部 |
生息環境 | 森林 |
エンペラータマリンは南米北部に分布しています。
熱帯林や二次林に生息しており、 10頭以下の小さな群れで生活している事が多いです。
他のタマリン属の動物と遭遇した場合は鳴き声を発して縄張りを主張する事もあります。
妊娠期間は約6ヵ月で、生まれた際の体重は35g程度しかありません。
授乳期間は2~3ヵ月で、生まれてから2ヵ月くらいは親の背中に掴まって生活します。
分布域が広くなく、生息環境の開発が進んでいる事から生息数の減少が懸念されています。
エンペラータマリンを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年5月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
エンペラータマリンを展示しているJAZA加入の施設は2ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
エンペラータマリンと千葉市動物公園
千葉市動物公園では動物科学館にてエンペラータマリンを展示しています。
千葉市動物公園はエンペラータマリンを飼育している数少ない施設ですが、2020年10月の改修によって展示が中止されているようです。
ガラス面が綺麗で、明るい展示場で展示されているので非常に観察しやすい展示でした。
エンペラータマリンの近くではコモンマーモセット、オグロマーモセット、クロミミマーモセットなどマーモセットの仲間が多く展示されています。
エンペラータマリンを展示している施設の一覧
エンペラータマリンを展示しているJAZA加入の施設は2ヵ所です。
千葉市動物公園 | 日本平動物園 |
ここまで
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