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動物図鑑-シロテテナガザル(Hylobates lar)

シロテテナガザルは日本で最も一般的に展示されているテナガザルの仲間で、名前の通り白色の手をしているのが特徴です。

 

 

シロテテナガザルについて!

シロテテナガザルは体長40~60cm程度にまで成長する霊長目テナガザル科テナガザル属の動物です。

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テナガザルは黒色、茶色、白色など様々なバリエーションの個体がおり、名前の由来にもなっているように手は白色をしています。

他のテナガザルと同じように尾はなく、体長に対して非常に長い腕を持っています。

 

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地上に降りる事はほとんどなく、生活のほとんどを樹上で行います。

地面を歩くことはほとんどありませんが、地上を歩く際は手を頭上に上げて二足歩行で移動します。

 

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食性は植物食傾向の強い雑食で、果実、葉、昆虫などを捕食しています。

 

長い腕を使って振り子のように勢いをつけ、枝から枝へと飛び移ります。(ブラキエーション)

 

和名 シロテテナガザル
学名 Hylobates lar
英名 Lar Gibbon
霊長目(Primate)
テナガザル科(Hylobatidae)
テナガザル属(Hylobates)
分布

中国南西部、カンボジア、タイ、ベトナム

ミャンマー東部、マレーシア、スマトラ島

生息環境 熱帯雨林

シロテテナガザルは中国南西部、カンボジア、タイ、ベトナム、ミャンマー東部、マレーシア、スマトラ島など南アジアの一部に分布しています。(中国では絶滅している?という説も有力)

現在は5亜種に分類されています。 

熱帯雨林に生息しており、家族で群れを形成しており、鳴き声を発して縄張りを主張します。

基本は一夫一妻で、妊娠期間は約6ヵ月、通常は1度に1頭を出産します。

生息環境の開発や家畜との競合、農業地の拡大などの原因で生息数は減少しています。

IUCNのレッドリストでは絶滅危惧IB類に指定されています。

シロテテナガザルを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年5月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

シロテテナガザルを展示しているJAZA加入の施設は23ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

シロテテナガザルと旭山動物園

旭山動物園では てながざる館にてシロテテナガザルを展示しています。

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旭山動物園では3頭のシロテテナガザルを展示しており、白色、黒色、茶色とそれぞれ違った体色をした個体を見ることができます。

シロテテナガザルが長い手を使って高所を飛び移りながら移動する姿を観察する事ができる展示となっており、非常にオススメです!

同じ展示場内では小型のシカの仲間、キョンも展示されています。

シロテテナガザルを展示している施設の一覧

シロテテナガザルを展示しているJAZA加入の施設は23ヵ所です。

円山動物園 旭山動物園 釧路市動物園
宇都宮動物園 かみね動物園 東武動物公園
上野動物園 多摩動物公園 羽村市動物公園
市川市動植物園 横浜金沢動物園 遊亀公園動物園
いしかわ動物園 鯖江西山動物園 シャボテン動物公園
京都動物園 王子動物園 のいち動物公園
福山動物園 ときわ動物園 福岡市動物園
九十九島動植物園 平川動物公園  

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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