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動物図鑑-セスジキノボリカンガルー(Dendrolagus goodfellowi)

セスジキノボリカンガルーはニューギニア島東部に分布しているキノボリカンガルーの仲間で、カンガルーとは違い、樹上で生活しています。

世界中で50頭程度しか飼育されておらず、日本では よこはま動物園(ズーラシア)では3頭(1♂2♀)が展示されています。

 

 

セスジキノボリカンガルーについて!

セスジキノボリカンガルーは体長60cm前後に成長する双前歯目カンガルー科キノボリカンガルー属の動物です。

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セスジキノボリカンガルーは胴体部分の背側は茶色、腹側と四肢はクリーム色をしています。

頭部は薄い茶色で、背中には黄褐色の2本の縦縞模様があります。

 

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前肢には木を掴むための鋭い爪を持っており、前脚は力強いです。

食性は草食で木の葉、花、果実などを食べています。 (主食はネムノキの葉のようです。)

 

和名 セスジキノボリカンガルー
学名 Dendrolagus goodfellowi
英名 Goodfellow's tree-kangaroo
双前歯目(Diprotodontia)
カンガルー科(Macropodidae)
カンガルー属(Dendrolagus)
分布 ニューギニア島南部
生息環境 多雨林

セスジキノボリカンガルーはニューギニア島の南部の内陸部に分布しています。

多雨林に生息しており、標高1,200~1,500mの限られた範囲でのみ採集例がありますが、実際の生息範囲はもう少し広いと考えられています。

妊娠期間は約3~5週間程度で、1度に1頭を出産し、出産後の1年程度は母親の育児嚢の中で育ちます。

生息環境の開発の影響や食用として狩猟される事があり、生息数は減少しています。

IUCNのレッドリストでは絶滅危惧IB類に指定されています。

国内ではよこはま動物園(ズーラシア)でのみ飼育されているため、よこはま動物園では世界中の動物園と繁殖に向けた個体の交換等を行っています。(2020年12月にはドイツのフランクフルト動物園からメスの個体が来園しています。)

セスジキノボリカンガルーを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年5月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

セスジキノボリカンガルーを展示しているJAZA加入の施設は よこはま動物園(ズーラシア)です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

セスジキノボリカンガルーとズーラシア

ズーラシアではオセアニアの草原エリアにてセスジキノボリカンガルーを展示しています。

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ズーラシアでは上のように木を組んだようなレイアウトの展示場でセスジキノボリカンガルーを展示しており、樹上での生活に適応したセスジキノボリカンガルーの動きを見る事ができます。

執筆時の2021年には3頭(1♂2♀)が飼育されています。

繁殖を目指して世界各国の動物園と個体の交換を行っており、2020年12月にも繁殖適齢期のメスの個体がドイツのフランクフルト動物園から来園しました。

セスジキノボリカンガルーは世界中でも50頭程度しか飼育されておらず、繁殖に成功すると国内では初の事例となります。(そもそも、ズーラシアでしか飼育されていませんが・・・)

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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