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動物図鑑-ハクビシン(Paguma larvata)

ハクビシンは日本でも見られるジャコウネコ科の動物で、外来生物だと言われる事がありますが、在来種か外来種かはっきりとは分かっていません。

農作物や屋根裏への侵入などの生活被害を与えるケースも知られており、害獣としても知られています。

 

 

ハクビシンについて!

ハクビシンは体長50~76cm程度にまで成長するネコ目ジャコウネコ科ハクビシン属の動物です。

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ハクビシンは茶褐色や灰褐色の体色をしており、顔部の真ん中に白色の縦帯が入るのが特徴です。

 

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和名の「ハクビシン」や英名の「Masked musang 」はこの白色の帯が由来となっています。

イタチのようなスリムな体型をしており、木に登る姿も多く見られます。

 

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外敵に襲われるとスカンクのように肛門腺から分泌液を襲撃者に向けて吹きかけて威嚇します。

食性は植物食傾向の強い雑食で、果実、種子、鳥類、昆虫などを捕食しています。

 

和名 ハクビシン
学名 Paguma larvata
英名 Masked musang
ネコ目(Carnivora)
ジャコウネコ科(Viverridae)
ハクビシン属(Paguma)
分布

中国南部、東南アジア、

インド、ネパールなど

生息環境 低地、草原

ハクビシンは中国南部、東南アジア、インド、ネパールに分布しています。

日本では本州の東半分、四国、北海道に点在的に生息しています。

森林に多く生息しており、樹洞や他の動物が作った巣穴に住み着きます。

妊娠期間は約2ヵ月で、1度に2~3頭を出産します。

複数の母と子を中心にした10~20頭程度の群れを作る事があります。

日本にもハクビシンは生息しており、在来種か外来種かはっきりと確定していないとされています。(日本ではジャコウネコ科の化石等が確認されていないため、外来種説が有力)

明治時代に毛皮用に持ち込まれた個体が定着したとも言われており、環境庁は移入時期が不明という事で特定外来生物には指定していませんが、狩猟獣には指定されています。

畑・果樹園を荒らしたり、屋根裏に侵入して巣を作ったりという被害が出る場合があります。(糖度の高い甘い果実や野菜を好む傾向があります。)

中国や東南アジアの一部では食用として利用される場合もあります。

ハクビシンを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年5月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

ハクビシンを展示しているJAZA加入の施設は26ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

ハクビシンと東山動物園

東山動物園では食肉小獣舎にてハクビシンを展示しています。

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東山動物園では2頭のハクビシンが展示されており、夜行性の種類ですが、日中にも活動している姿を見ることができました。

このエリアではハクビシンの他にジャングルキャット、フェネック、サーバル、ジャガー、アライグマ、ラーテルなどを展示しています。

ハクビシンを展示している施設の一覧

ハクビシンを展示しているJAZA加入の施設は26ヵ所です。

弥生いこいの広場 大森山動物園 盛岡市動物公園
八木山動物公園 宇都宮動物園 群馬サファリ
かみね動物園 上野動物園 多摩動物公園
井の頭自然文化園 市川市動植物園 夢見ヶ崎動物公園
野毛山動物園 富山ファミリーパーク 高岡古城公園動物園
須坂動物園 飯田動物園 大町山岳博物館
日本平動物園 豊橋動物園 東山動物園
天王寺動物園 とべ動物園 高知アニマルランド
安佐動物公園 大牟田動物園  

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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