ツシマヤマネコは日本では対馬にのみ分布しているヤマネコの仲間で、野生個体数は100頭以下と推計されています。
ツシマヤマネコについて!
ツシマヤマネコは体長50~80cm程度にまで成長するネコ目ネコ科ベンガルヤマネコ属の動物です。
ツシマヤマネコは茶褐色や褐色の体色をしており、体側には茶色や黒色の斑点があります。
耳の裏には白色の斑紋があります。
食性は肉食で鳥類、小型の哺乳類、魚類などを捕食しています。
和名 | ツシマヤマネコ |
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学名 | Prionailurus bengalensis euptilurus |
英名 | Amur cat |
目 | ネコ目(Carnivora) |
科 | ネコ科(Felidae) |
属 | ベンガルヤマネコ属(Prionailurus) |
分布 |
対馬、朝鮮半島、中国北東部、台湾 ロシア南東部 |
生息環境 | 森林 |
ツシマヤマネコは対馬、朝鮮半島、中国北東部、台湾、ロシア南東部に分布しています。
森林や水田、農耕地などに生息しており、親子以外は単独で行動しています。
妊娠期間は約2ヵ月で1度に2~3頭を出産し、生後6~7ヵ月程度で母親から独立します。
対馬には100頭以下が生息しており、生息数は減少傾向にあるようです。(1940年代には普通に見られたようですが、肉を目的にした狩猟や害獣として駆除、交通事故などが原因で生息数が減少したと言われています。)
環境庁のレッドリストでは絶滅危惧IA類に指定されています。
ツシマヤマネコを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年5月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
ツシマヤマネコを展示しているJAZA加入の施設は8ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
ツシマヤマネコと井の頭自然文化園
井の頭自然文化園では本園にてツシマヤマネコを展示しています。
井の頭自然文化園では3頭のツシマヤマネコを飼育しており、そのうち1頭を展示しています。(他の2頭は非公開で繁殖を目指して飼育しています。)
井の頭自然文化園では上のように林の中のような展示場でツシマヤマネコを展示しており、でっぱりの部分で寝転がっていました。
ヤマネコの仲間と相性が悪いのか動いている所を見た事がなく、井の頭自然文化園のツシマヤマネコも動いてくれませんでした。
近くではツシマヤマネコに関する資料も掲示されていました。(井の頭自然文化園ではアムールヤマネコも飼育されています。)
ツシマヤマネコを展示している施設の一覧
ツシマヤマネコを展示しているJAZA加入の施設は8ヵ所です。
井の頭自然文化園 | よこはま動物園 | 富山ファミリーパーク |
東山動物園 | 京都動物園 | 福岡市動物園 |
九十九島動植物園 | 沖縄こどもの国 |
ここまで
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