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動物図鑑-フェネック(Vulpes zerda)

フェネックは砂漠に生息しているイヌ科最小の動物で、愛らしい見た目からペットとして飼育される事もあります。

飼育している動物は10数カ所で、繁殖に成功している施設も多いため、タイミングが良いと子供を見ることもできます。

 

 

フェネックについて!

フェネックは体長30~40cm程度にまで成長するネコ目イヌ科キツネ属の動物です。

イヌ科の動物としては最小種です。

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フェネックは明るい肌色の体色をしており、特徴的な大きな耳をしています。

この耳は放熱と砂の中に潜む獲物を探すためのものだと考えられています。

足の裏にも毛が生えており、生息地である砂漠を歩きやすいようになっています。

 

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尻尾の先端付近は黒色になっています。

食性は雑食で果実、根、葉、昆虫、鳥類、小型哺乳類、爬虫類などを捕食しています。

砂漠に生息している事から、植物から水分を補給することができます。

 

和名 フェネック
学名 Vulpes zerda
英名 Fennec
ネコ目(Carnivora)
イヌ科(Canidae)
キツネ属(Vulpes)
分布 アフリカ大陸北部
生息環境 砂漠

フェネックはアフリカ大陸北部に分布しています。

砂漠に生息しており、家族で形成される10頭以下の群れで生活しています。

数mの巣穴を掘り、夜行性の動物で、日中は巣穴で休んでいる事が多いです。

妊娠期間は約50~53日程度で、1度に2~6頭の子供を出産し、オスも餌を運ぶなど育児のサポートします。

ペットなどに利用するために捕獲される事があり、地域によっては絶滅したと思われる地域もありますが、全体の個体数は安定していると考えられています。

アルジェリアでは国の動物として指定されています。

フェネックを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年5月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

フェネックを展示しているJAZA加入の施設は14ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

フェネックと井の頭自然文化園

井の頭自然文化園では本園にてフェネックを展示しています。

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井の頭自然文化園では10頭(2019年7月時点)のフェネックを飼育しており、2019年5月には3頭の子供が誕生しました。

複数の個体が同じ展示場で展示されていますが、私が訪れた際には砂の上で横になって眠っていました。

フェネックを展示している場所の近くではマーラ、ツシマヤマネコ、テン、ハクビンシンなどを展示しています。

フェネックと東山動物園

東山動物園では食肉小獣舎にてフェネックを展示しています。

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東山動物園では3頭のフェネックが飼育されており、1頭がアクアマリンふくしまから、2頭が豊橋動物園から来園しています。

タイミングによっては寝室で寝ている事があり、見る事ができないようですが、私が訪れた時は走り回る姿も見ることができました。

 

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体は小さいですが、小型の動物を捕食しているため、鋭い歯が並んでいます。

このエリアではフェネックの他にサーバル、ジャングルキャット、ジャガー、アライグマ、ハクビシン、ラーテルなどが展示されています。

フェネックを展示している施設の一覧

フェネックを展示しているJAZA加入の施設は14ヵ所です。

福島海洋科学館 埼玉こども動物公園 狭山智光山動物園
井の頭自然文化園 市川市動植物園 いしかわ動物園
シャボテン動物公園 日本平動物園 豊橋動物園
東山動物園 京都動物園 神戸どうぶつ王国
九十九島動植物園 長崎バイオパーク  

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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