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動物園・水族館両生類図鑑-クシイモリ(Triturus cristatus)

クシイモリは繁殖期のオスの背中にクシ状の鰭が現れる事が名前の由来になっているヨーロッパ原産のイモリです。

クシイモリを展示しているJAZA加入の施設は東山動物園のみとなっています。

 

 

クシイモリについて!

クシイモリは全長15cm程度に成長する有尾目イモリ科ヨーロッパイモリ属のイモリです。

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クシイモリは体色は灰褐色や褐色、黒褐色などの体色をしており、体には斑点があります。

繁殖期のオスは背中にクシ状の鰭が現れ、これが和名の由来になっています。

外敵に襲われた際は少量のテトロドトキシンを分泌し、強烈な匂いを出します。

食性は肉食で昆虫、節足動物、陸棲貝類、小型の両生類などを捕食しています。

 

和名 クシイモリ
学名 Triturus cristatus
英名 Northern crested newt
有尾目(Caudata)
イモリ科(Salamandridae)
ヨーロッパイモリ属(Triturus)
分布 ヨーロッパ
生息環境 森林など

クシイモリはヨーロッパの幅広い地域に分布しています。(イタリアやスペインなどヨーロッパ南部には分布していません。)

森林や農耕地のため池など幅広い環境に適応し、陸上にいる事が多いようです。

分布域が広い事から絶滅の危惧はされていませんが、生息環境の破壊などにより生息数は減少しており、地域によっては国のレッドリストに記載されている場合もあります。

クシイモリを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年3月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

クシイモリを展示しているJAZA加入の施設は東山動物園のみとなっています。

クシイモリと東山動物園

東山動物園では自然動物館にてクシイモリを展示しています。

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東山動物園はJAZA加入の施設のうち唯一クシイモリを展示している施設です。

自然動物館内では多くの爬虫類・両生類を展示しており、クシイモリの他に、コイチョウハナダイモリ、シリケンイモリ、スペインイボイモリ、マダライモリなどのイモリ科を見ることができます。

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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