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動物園・水族館両生類図鑑-トウキョウサンショウウオ(Hynobius tokyoensis)

トウキョウサンショウウオは関東の一部と福島県の一部に分布しているサンショウウオです。

IUCNのレッドリストでは絶滅危惧II類に指定されています。

 

 

トウキョウサンショウウオについて!

トウキョウサンショウウオは全長13cm程度にまで成長する有尾目サンショウウオ科サンショウウオ属のサンショウウオです。

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トウキョウサンショウウオは黒や褐色などの体色をしており、個体によっては淡色の斑点が入る個体もいます。 

幼体には他のサンショウウオと同じように外鰓があります。

 

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丸みを帯びた体格に短い四肢をしています。

食性は肉食で昆虫やミミズなどを捕食しています。

 

和名 トウキョウサンショウウオ
学名 Hynobius tokyoensis
英名 Tokyo salamander
有尾目(Caudata)
サンショウウオ科(Hynobiidae)
サンショウウオ属(Hynobius)
分布 群馬を除く関東と福島の一部
生息環境 丘陵、低山地

トウキョウサンショウウオは日本固有種で、神奈川県、東京都、埼玉県、千葉県、栃木県、茨城県、福島県の一部に分布しています。

標高300m以下の丘陵や低山地の 広葉樹林、二次林などに生息しています。

2~4月に水田などに50~120個の卵を産卵します。

性的に成熟するのに3~5年ほどかかり、飼育下では30年以上生存した個体も記録されています。

トウキョウサンショウウオを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年3月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

トウキョウサンショウウオを展示しているJAZA加入の施設は13ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

トウキョウサンショウウオとすみだ水族館

すみだ水族館ではサンゴ礁エリアにてトウキョウサンショウウオを展示しています。

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すみだ水族館では上のように多くの個体が展示されており、陸上にいる個体と水中にいる個体を見ることができます。

個体数が多く、ガラス面が綺麗なので観察しやすい展示となっています。

サンゴ礁の隅の方にトウキョウサンショウウオを展示しており、近くではオガサワラヨシノボリ、ミナミメダカ、ミヤコタナゴを展示しています。

トウキョウサンショウウオと葛西臨海水族園

葛西臨海水族園では淡水生物館にてトウキョウサンショウウオを展示しています。

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葛西臨海水族園では水場と陸上に分かれた水槽でトウキョウサンショウウオを展示しており、同じ水槽内にシュレーゲルアオガエルを展示しています。

このエリアではトウキョウサンショウウオの他にアズマヒキガエル、アカハライモリ、シュレーゲルアオガエル、ニホンアカガエル、ツチガエルを展示しています。

トウキョウサンショウウオを展示している施設の一覧

トウキョウサンショウウオを展示しているJAZA加入の施設は13ヵ所です。

福島海洋科学館 いなわしろカワセミ館 上野動物園
多摩動物公園 井の頭自然文化園 羽村市動物公園
横浜金沢動物園 鴨川シーワールド さいたま水族館
葛西臨海水族園 すみだ水族館 富士水族館
高知アニマルランド     

展示している施設のほとんどがトウキョウサンショウウオが自然分布している地域にありますが、富士水族館(山梨県)、高知アニマルランド(高知県)でも展示されています。

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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