エゾサンショウウオは北海道固有種で、平地~山地の沼沢に生息しています。
サンショウウオ属の中でも原始的な種類だと言われています。
目次
エゾサンショウウオについて!
エゾサンショウウオは全長18cm程度にまで成長する有尾目サンショウウオ科サンショウウオ属のサンショウウオです。
エゾサンショウウオは茶褐色や黒褐色の体色をしており、眼はやや張り出しています。
他のサンショウウオと同じように幼体には外鰓があります。
体側には11本の皺(肋条)が入り、繁殖期のオスは皮膚が緩み、尾が鰭状に変化します。
食性は肉食で昆虫や節足動物を捕食しています。(共食いする事もあります。)
和名 | エゾサンショウウオ |
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学名 | Hynobius retardatus |
英名 | Hokkaido salamander |
目 | 有尾目(Caudata) |
科 | サンショウウオ科(Hynobiidae) |
属 | サンショウウオ属(Hynobius) |
分布 | 北海道 |
生息環境 | 平地~山地の沼沢 |
エゾサンショウウオは北海道固有種で、平地~山地の沼沢に生息しています。
春~初夏にかけて繁殖し、水路や池などに産卵し、長いひも状の卵嚢を産卵します。
以前は倶多楽湖にて幼体のように鰓を付けた状態で成熟する「ネオテニー」が確認されていましたが、現在では確認されていません。
サンショウウオ属の中でも原始的な種類だとされています。
エゾサンショウウオを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年3月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
エゾサンショウウオを展示しているJAZA加入の施設は7ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
エゾサンショウウオと千歳水族館
千歳水族館では北海道の両生類と甲殻類エリアにてエゾサンショウウオを展示しています。
千歳水族館では上のように体側の皺が明瞭な個体が展示されていました。
このエリアではエゾサンショウウオの他にキタサンショウウオ、エゾアカガエル、アマガエル、ニホンザリガニ、スッポン、モクズガニなどが展示されていました。
エゾサンショウウオとサンピアザ水族館
サンピアザ水族館では2Fでエゾサンショウウオを展示しています。
サンピアザ水族館では上のようなエゾサンショウウオを展示しています。
このエリアではエゾサンショウウオの他にナマズ、ウグイ、トミヨ、アミリカザリガニが展示されています。
エゾサンショウウオを展示している施設の一覧
エゾサンショウウオを展示しているJAZA加入の施設は7ヵ所です。
円山動物園 | 小樽水族館 | サンピアザ水族館 |
千歳水族館 | 茶臼山動物園 | 富士水族館 |
高知アニマルランド |
ここまで
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