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動物園・水族館両生類図鑑-オオサンショウウオ(Andrias japonicus)

オオサンショウウオは日本の特別天然記念物にも指定されているサンショウウオで山間部にある河川の上流域で多く見られます。

大きな体とユニークな形態から水族館・動物園で飼育されている事も多いです。

 

 

オオサンショウウオについて!

オオサンショウウオは全長150cm以上に成長する有尾目オオサンショウウオ科オオサンショウウオ属のサンショウウオです。

野生個体で1mを超す事は稀で一般的には50~70cm程度です。

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オオサンショウウオは暗褐色の体色をしており、不規則な黒色の斑点があります。

頭部には卵のようなブツブツが無数にあります。

 

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捕食時には口を大きく開けて獲物を捕食します。

オオサンショウウオは肉食で甲殻類、魚類、小型の哺乳類など貪欲に捕食し、共食いする事もあります。

外来種であるチュウゴクオオサンショウウオと非常によく似ており、チュウゴクオオサンショウウオは斑点が大型、疣が2つずつ並ぶ事で見分ける事ができるとされています。(交雑種の判別は困難なようです。)

 

和名 オオサンショウウオ
学名 Andrias japonicus
英名 Japanese giant salamander
有尾目(Caudata)
オオサンショウウオ科(Cryptobranchidae)
オオサンショウウオ属(Andrias)
分布 岐阜県以西の本州、四国・九州の一部
生息環境 河川、水田

オオサンショウウオは岐阜県以西の本州・四国・九州の一部に分布しています。

標高400~600mの河川上流に多いですが、中流~下流や用水路などで見られる事もあります。

オスは6~7月に川辺に横穴を掘って巣穴を作り、メスを誘い込みます。(一度巣穴を作ると毎年同じ巣穴を利用する事が多いようです。)

メスは一度に400~500個の卵を産卵し、孵化するまでオスが保護します。

オオサンショウウオは特別天然記念物である、捕獲する事は禁じられています。

天然記念物に指定される前までは山間部の貴重なタンパク源として食用として利用されており、捌いた際に胡椒の香りがした事が名前の由来だと考えられています。

1952年に特別天然記念物に指定されていますが、食用として持ち込まれたチュウゴクサンショウウオとの交雑などが問題になっています。

オオサンショウウオを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年3月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

オオサンショウウオを展示しているJAZA加入の施設は22ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

オオサンショウウオと足立区生物園

足立区生物園では入り口の水槽でオオサンショウウオを展示しています。

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足立区生物園では3方向から観察する事ができる水槽の中でオオサンショウウオを展示しています。

展示されている個体は大型ではありませんが、様々な角度から見る事ができるため非常に観察しやすい展示となっています。

足立区生物園は規模は大きくありませんが、哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類、虫類と幅広い 生物を見ることができる施設となっており、入園料もリーズナブルなためオススメの施設です。

 

オオサンショウウオを展示している施設の一覧

オオサンショウウオを展示しているJAZA加入の施設は22ヵ所です。

小樽水族館 福島海洋科学館 上野動物園
井の頭自然文化園 足立区生物園 さいたま水族館
東山動物園 京都動物園 天王寺動物園
琵琶湖博物館 京都水族館 志摩マリンランド
大阪海遊館 須磨水族園 城崎マリンワールド
姫路水族館 とくしま動物園 高地アニマルランド
安佐動物公園 しまね海洋館 おさかな館
宮島水族館    

チュウゴクオオサンショウウオやチュウゴクオオサンショウウオとの雑種を展示している施設もあります。(京都水族館ではオオサンショウウオ、中国サンショウウオ、オオサンショウウオとチュウゴクサンショウウオの雑種の3種が展示されています。)

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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