チュウゴクオオサンショウウオは中国の限られた水系にのみ分布しており、IUCNのレッドリストでは絶滅危惧IA類に指定されています。
日本でも一部河川に移入されており、オオサンショウウオとの交雑も確認されています。
目次
チュウゴクオオサンショウウオについて!
チュウゴクオオサンショウウオは全長1m程度にまで成長する有尾目オオサンショウウオ科オオサンショウウオ属のサンショウウオです。
チュウゴクサンショウウオは黒褐色の体色をしており、オオサンショウウオと比べると体表の疣が少なく、吻端が扁平になり、眼がやや大きくなります。
オオサンショウウオと非常によく似ているため、外見での判別は難しいです。(日本では交雑種も確認されています)
食性は肉食で魚類、昆虫、甲殻類、両生類などを捕食しています。
和名 | チュウゴクオオサンショウウオ |
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学名 | Andrias davidianus |
英名 | Chinese giant salamander |
目 | 有尾目(Caudata) |
科 | オオサンショウウオ科(Cryptobranchidae) |
属 | オオサンショウウオ属(Andrias) |
分布 | 中国(黄河・珠江・長江の水系) |
生息環境 | 河川の上流~中流 |
チュウゴクサンショウウオは中国の黄河・珠江・長江の水系に分布しています。
標高100~2,000mの河川の上流~中流に見られ、主に標高300~900mで見られます。
5~9月に数珠状に繋がった卵を産卵し、一度に200~1,500個を産みます。
オオサンショウウオ属単位でワシントン条約付属書Ⅰに掲載されています。
中国では昔から食用として利用されており、滋養強壮や貧血防止などに効果があると信じられています。
現在では養殖個体を食用として利用しています。
チュウゴクオオサンショウウオを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年3月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
チュウゴクオオサンショウウオを展示しているJAZA加入の施設は6ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
チュウゴクオオサンショウウオと東山動物園
東山動物園では自然動物館にてチュウゴクオオサンショウウオを展示しています。
東山動物園では上のような水槽でチュウゴクオオサンショウウオを展示しており、のっそりと動く姿も見る事が出来ました。
自然動物館ではチュウゴクオオサンショウウオの他にオオサンショウウオも展示されています。(他にも多くの両生類・爬虫類が展示されています。)
チュウゴクオオサンショウウオを展示している施設の一覧
チュウゴクオオサンショウウオを展示しているJAZA加入の施設は6ヵ所です。
さいたま水族館 | サンシャイン水族館 | 熱川バナナワニ園 |
東山動物園 | 京都水族館 | 安佐動物公園 |
ここまで
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