アフリカツメガエルはアフリカのサハラ砂漠以南に広く分布しているカエルの仲間で、日本ではペットとして飼育されたり、大型魚の生餌 として利用されています。
本種は飼育・繁殖が容易なため、実験動物として多く用いられています。
アフリカツメガエルについて!
アフリカツメガエルは最大で全長13cm程度にまで成長する無尾目ビバ科ツメガエル属のカエルです。
アフリカツメガエルは茶褐色や灰褐色、黒褐色の体色をしており、体側にまだら模様が見られる事も多いです。
扁平な体型をしており、頭部は小さめです。
後肢はダイバーのフィンのような形状の水かきが発達しており、水中生活に適応しており、陸上に上がる事はありません。
後肢の内側の3本に詰め状の角質層がある事が名前の由来となっています。
食性は雑食で小型の無脊椎動物、魚類、死骸、藻類、水草などを捕食します。
捕食時には口を開け、前肢で掻き込むようにします。
和名 | アフリカツメガエル |
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学名 | Xenopus laevis |
英名 | African clawed frog |
目 | 無尾目(Anura) |
科 | ピパ科(Pipidae) |
属 | ツメガエル属(Xenopus) |
分布 | アフリカ大陸のサハラ砂漠以南 |
生息環境 | 河川、池 |
アフリカツメガエルはアフリカ大陸のサハラ砂漠以南の広い地域に分布しています。
アフリカに分布している種類ですが、寒さへの耐性もある種類で、凍結しないような環境であれば生存する事ができます。
そのため、日本をはじめとしてアメリカ、メキシコ、チリ、イタリア、フランス、インドネシアなどに定着しています。
日本では2005年に外来生物法の要注意外来生物に指定されています。
上記のように丈夫な種類で、ペットとして飼育される事もありますが、主に熱帯魚などの生餌として利用されています。(生餌用の個体は1匹数十円程度で流通しています。)
アフリカツメガエルを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年3月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
アフリカツメガエルを展示しているJAZA加入の施設は8ヵ所です。
展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。
アフリカツメガエルと足立区生物園
足立区生物園では観察展示室にてアフリカツメガエルを展示しています。
足立区生物園では水槽の中で複数の個体を展示しており、活発に泳ぐ姿を見る事ができます。
観察展示室ではアフリカツメガエルの他にベルツノガエル、マダラヤドクガエルを展示しています。
アフリカツメガエルを展示している施設の一覧
アフリカツメガエルを展示しているJAZA加入の施設は8ヵ所です。
狭山智光山動物園 | 上野動物園 | 足立区生物園 |
東山動物園 | 富士水族館 | 天王寺動物園 |
須磨水族園 | 姫路水族館 |
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。