イチゴヤドクガエルは赤色の体色をした小型のヤドクガエルで、日本ではペットとして飼育される事もあります。
イチゴヤドクガエルについて!
イチゴヤドクガエルは体長2.5cm程度にまで成長する無尾目ヤドクガエル科ヤドクガエル属のカエルです。
ヤドクガエル科の中でも小型種で、種小名の「pumilio」は小さいの意味です。
イチゴヤドクガエルは赤色の体色をしており、前肢・後肢は濃青色をしています。
上の画像のような見た目をしたものが一般的ですが、他のヤドクガエルと同じように地域変異が大きい種類です。
食性に肉食で昆虫を主食としています。
和名 | イチゴヤドクガエル |
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学名 | Dendrobates pumilio |
英名 | Strawberry poison-dart frog |
目 | 無尾目(Anura) |
科 | ヤドクガエル科(Dendrobatidae) |
属 | ヤドクガエル属(Dendrobates) |
分布 | コスタリカ、ニカラグア、パナマ西部 |
生息環境 | 熱帯雨林 |
イチゴヤドクガエルはコスタリカ、ニカラグア、パナマ西部に分布しています。
熱帯雨林の地表部に生息しており、オスは小さな縄張りを持ちます。
メスは落ち葉の下などに産卵し、孵化後にメスが背に乗せて水場へ運びます。
その後、メスは幼体を運んだ水場で幼体の餌用の無精卵を産卵する変わった繁殖形態をしています。
独特な繁殖方法をしているため、飼育下での繁殖が難しく主に野生個体が輸入されています。
イチゴヤドクガエルを展示している施設!
情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年3月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
イチゴヤドクガエルを展示しているJAZA加入の施設は鳥羽水族館のみとなっています。
イチゴヤドクガエルと鳥羽水族館
鳥羽水族館では奇跡の森エリアにてイチゴヤドクガエルを展示しています。
鳥羽水族館ではJAZA加入の施設のうち唯一イチゴヤドクガエルを展示している施設で、体は小さいですが派手な体色をしているため目立ちます。
このエリアではイチゴヤドクガエルの他にキオビヤドクガエル、サビトマトガエル、ヒラタピパ、ミドリヒキガエル、ベルツノガエル、スズガエル、アカメアマガエル、ニューギニアオオアマガエルなどのカエルを展示しています。
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