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動物園・水族館両生類図鑑-アズマヒキガエル(Bufo japonicus formosus)

アズマヒキガエルは主に近畿地方以北に分布しているヒキガエルの仲間で、ニホンヒキガエルよりも鼓膜が大きくなります。

 

 

アズマヒキガエルについて!

アズマヒキガエルは体長15cm程度にまで成長する無尾目ヒキガエル科ヒキガエル属のカエルです。

体長の最大体長は地域によって大きく異なります。

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アズマヒキガエルは褐色、茶褐色、赤褐色などの体色をしており、個体によっていは赤い斑点や白や黒の縞模様が入る個体もいます。

体表にはイボがあり、前肢の指は4本で後肢の指は5本あります。

 

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繁殖期には止水域に集まり、「クックックックッ」という鳴き声を出します。

ニホンヒキガエルとよく似ていますが、ニホンヒキガエルは眼と鼓膜間の距離と鼓膜の直径がほとんど等しく、アズマヒキガエルは鼓膜の直径の方が大きい事で見分けることができます。

食性は肉食で昆虫や節足動物などを捕食しています。

 

和名 アズマヒキガエル
学名 Bufo japonicus formosus
英名 Japanese toad
無尾目(Anura)
ヒキガエル科(Bufonidae)
ヒキガエル属(Bufo)
分布 日本固有種
生息環境 森林、草原

アズマヒキガエルは日本固有種で、近畿~青森県、島根・兵庫県の日本海側に分布しており、佐渡や伊豆諸島、北海道などに移入分布しています。

農林、森林、草原などに生息しています。

池や湿原などで産卵を行い、紐状の卵塊に包まれた1,500~14,000個程度の卵を産卵します。 

皮膚からブホトキシンという毒を持っているため、外敵に襲われる事は少ないですが、ヤマカガシはヒキガエルの毒に対する耐性を持っており、ヒキガエルを好んで捕食しています。

ヒキガエルの事を「ガマ」と呼び、古くは「ガマの油」という名称の薬品が売られていましたが、実際には馬油や植物のガマであったと考えられています。

アズマヒキガエルを展示している施設!

情報は記載当時のJAZAの情報です。(2021年3月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

アズマヒキガエルを展示しているJAZA加入の施設は23ヵ所です。

展示している施設の一覧は記事の一番下に記載しています。

アズマヒキガエルと千歳水族館

千歳水族館では水中観察ゾーンにてアズマヒキガエルを展示しています。

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上のように水槽の中で多くのアズマヒキガエルが展示されており、体色の違いなどを比較する事ができます。

このエリアではアズマヒキガエルの他にツチガエル、トノサマガエルを展示しています。(この3種類は本来、北海道には分布していない種類ですが、持ち込まれた個体が定着しています。)

アズマヒキガエルと葛西臨海水族園

葛西臨海水族園では淡水生物館にてアズマヒキガエルを展示しています。

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葛西臨海水族園に設置されている水槽はガラス面が綺麗なため、非常に観察しやすい水槽となっています。

このエリアではアズマヒキガエルの他にシュレーゲルアオガエル、ニホンアカガエル、ツチガエルが展示されていました。

アズマヒキガエルを展示している施設の一覧

アズマヒキガエルを展示しているJAZA加入の施設は23ヵ所です。

千歳水族館 大森山動物園 盛岡市動物公園
男鹿水族館 福島海洋科学館 いなわしろカワセミ館
大崎公園子供動物園 狭山智光山動物園 上野動物園
多摩動物公園 井の頭自然文化園 足立区生物園
横浜金沢動物園 なかがわ水遊園 鴨川シーワールド
葛西臨海水族園 富山ファミリーパーク いしかわ動物園
日本平動物園 東山動物園 上越水族博物館
富士水族館 碧南水族館  

日本産のカエルの中でも展示施設が多い種類です。

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

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