広告 水族館魚図鑑 水族館魚図鑑-メバル科

水族館魚図鑑-タヌキメバル(Sebastes zonatus)

タヌキメバルは大型のメバルの仲間で、タヌキメバルという名前の由来は詳しく分かっていないようです。

同じく動物名を付けられているキツネメバルという似ている種類もいます。

 

 

タヌキメバルについて!

タヌキメバルは最大40cmにまで成長する大型のスズキ目メバル科メバル属の魚です。

f:id:itsuwalove777:20200521222539j:plain

色は赤褐色や黒っぽい個体など個体差があります。

大きな横縞模様(上の画像のように薄い個体も多いです)があり、尾鰭の後方に白色の縁があることが特徴になります。

酷似している種類としてキツネメバルという種類がおり、タヌキメバルに見られる尾鰭の後方の白い縁が薄いor確認できないことで判別することができます。(この2種は同種だという説もありましたが、近年の研究で遺伝子的に差異が確認されたようです。) 

北海道ではマゾイと呼ばれることもあり、道内では価格も高い魚のようです。

 

和名 タヌキメバル
学名 Sebastes zonatus
英名 Jacopever
スズキ目(Perciformes)
メバル科(Sebastidae)
メバル属(Sebastes)
分布

西部太平洋

生息環境 岩礁

タヌキメバルは北海道南部以南~山口県で見られます。国外では朝鮮半島の南岸などで見られます。

他のメバルの仲間と同じく甲殻類などの無脊椎動物や魚を主食としています。

水深50m~100mという深い水深の岩礁に生息しています。

メバルの仲間の中でも味が良い魚とされており、食用として利用されています。

タヌキメバルを展示している水族館!

情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年5月更新)

実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)

 

タヌキメバルを展示しているJAZA加入の施設は8ヵ所です。

男鹿水族館 加茂水族館 福島海洋科学館
大洗水族館 しながわ水族館 新潟市水族館
のとじま水族館 玉野海洋博物館  

寒い地域の水族館が多いようです。

タヌキメバルと大洗水族館

大洗水族館では大洗の生物水槽にてタヌキメバルを展示しています。

f:id:itsuwalove777:20200521222630j:plain

タヌキメバルが展示されている水槽には上の写真にも写っているウスメバルや小さなコブダイ、トラザメ等が展示されています。

大洗水族館に展示されている個体は縞模様が薄く確認しにくい個体が多かったですが、尾鰭の白い縁は確認することができました。

明るい時間帯に活発に活動する種類ではないのかあまり動かないので観察しやすかったです。(ウスメバルと比べても大人しかったです。)

 

ここまで

最後までお読みいただきありがとうございます。

-水族館魚図鑑, 水族館魚図鑑-メバル科