フライングガーナードは大きな翼のように発達した胸鰭を持つセミホウボウの仲間です。
フライングガーナードについて!
フライングガーナードは50cmにまで成長するスズキ目セミホウボウ科セミホウボウ属の魚です。
フライングガーナードは褐色の体に全身に青色の小さな斑点があります。
胸鰭が大きく発達していますが、泳ぐ際は上のように胸鰭を閉じた状態で泳ぎます。
身に危険を感じた時などに胸鰭を大きく体を大きく見せることで身を守ります。(胸鰭は綺麗な青色をしています。)
フライングガーナードは発達した胸鰭を使って空を飛ぶように泳いでいることが由来になっています。 (ガーナードは英語でホウボウという意味です)
他のホウボウの仲間と比べると地面にいる時間が短く、水族館では泳いでいる姿がほとんどでした。
餌を探す際は地面を歩いて砂の中に隠れている甲殻類や子魚などを探して食べているようです。
和名 | フライングガーナード |
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学名 | Dactylopterus volitans |
英名 | Flying gurnard |
目 | スズキ目(Perciformes) |
科 | セミホウボウ科(Dactyloptena) |
属 | セミホウボウ属(Dactylopterus) |
分布 |
大西洋 |
生息環境 | 岩礁 |
フライングガーナードは大西洋に幅広く生息しており、カリブ海やメキシコ湾、アルゼンチンなどからイギリス海峡や地中海などでも見られるようです。
大きくなる種類で50cm約2kgにまで成長するようですが、食用とされることは少ないようです。
日本の近くでは見られないため和名は英名をそのまま読んでいます。
フライングガーナードを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年5月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
フライングガーナードを展示しているJAZA加入の施設はサンシャイン水族館と葛西臨海水族園のみとなっています。
フライングガーナードとサンシャイン水族館
サンシャイン水族館では大西洋~カリブ海~水槽にてフライングガーナードを展示しています。
サンシャイン水族館の大西洋水槽では他の水族館ではあまり展示されることのない大西洋に生息している魚を展示しています。
フライングガーナードの他にターポンやルックダウン、スペードフィッシュなどが展示されています。
この水槽内でフライングガーナードは中層~上層を泳いでいることが多いです。
フライングガーナードと葛西臨海水族園
葛西臨海水族園ではブラジル沿岸水槽にてフライングガーナードを展示しています。
ブラジル沿岸水槽ではフライングガーナードの他にポークフィッシュやクレオールフィッシュなど珍しいが展示されています。
サンシャイン水族館のカリブ海水槽よりも小さいので観察はしやすいかもしれません。
変わった形状から珍しい種類が多い水槽内でも目立つ魚です。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。