メイタイシガキフグはハリセンボン科メイタイシガキフグ属の種類です。
ハリセンボン(針千本)という名前ですが、針の数は約350本くらいで千本もないと言われています。
メイタイシガキフグについて!
メイタイシガキフグは最大で20cm程度に成長する魚です。
ハリセンボン科ハリセンボン属の種類は、普段は針は寝た状態になっていますが、メイタイシガキフグ属の仲間は常に針が立った状態になっています。
メイタイシガキフグはハリセンボン属に比べると針の長さが短く、膨らんでも多くの方がイメージするようなウニのようなチクチクした見た目になりません。
後ろ姿はこのような感じになっています。
イシガキフグと比べるとトゲが尖っているように見えます。
また、背ビレと尻ビレの間(尾柄)にトゲがあるのがメイタイシガキフグ、トゲがないのがイシガキフグという風に見分けることができるようです。
各ヒレは透明の個体が多いですが、少し色が付いている個体もいるようで個体差があるようです。
和名 | メイタイシガキフグ |
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学名 | Cyclichthys orbicularis |
英名 | Birdbeak burrfish |
目 | フグ目(Tetraodontiformes) |
科 | ハリセンボン科(Diodontidae) |
属 | メイタイシガキフグ属(Cyclichthys) |
分布 |
インド洋~中部太平洋 |
生息環境 |
インド~西部太平洋の熱帯・温帯海域に生息している種類です。
主に、水深170m以浅の岩礁地帯やサンゴ礁に生息しており、無脊椎動物を主に食べて生活しています。
最大でも20cm程度にしかならないので一般的には食用とはされていないようです。
流通量は少ないですが、観賞魚用として流通する場合もあります。
メイタイシガキフグを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年3月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
メイタイシガキフグはJAZA加入の施設のうち、8カ所で展示されています。
大洗水族館 | 鴨川シーワールド | アクアパーク品川 |
のとじま水族館 | 宮津水族館 | 京都水族館 |
城崎マリンワールド | 宮島水族館 |
メイタイシガキフグと大洗水族館
大洗水族館では、期間限定イベントの水槽にて展示されていました。
ハリセンボンと一緒に展示されており、ハリセンボン属とメイタイシガキフグ属の違いを比較することができました。
私が訪れた際は「THE サバイバル展」という生き物たちがどのように自然界で外敵から身を守っているのかを紹介している企画展で展示されていました。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。