今回紹介するイズハナトラザメはトラザメの仲間で、伊豆や千葉の外房などで局地的に見られる種類です。
トラザメはトラという強そうな名前を付けられていますが、大人しく飼育もしやすい種類が多いです。
イズハナトラザメについて!
トラザメは最大50cm程度に成長するトラザメの仲間です。
トラザメとの違いは、全身にある白い斑点です。
ちなみに、トラザメの由来は体の模様のようです。(あまり似ていない気がしますが…)
尻尾の近くについているのは卵でしょうか??
シルエットだけではトラザメと見分けることができませんが、特徴的な白色の斑点が身体中にあるので見分けることができます。
トラザメと同じように軟体動物や甲殻類を主に食べているようです。
生息している水深もトラザメと同じように、100m以深に生息しているようです。
和名 | イズハナトラザメ |
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学名 | Scyliorhinus tokubee |
英名 | Idsu catshark |
目 | メジロザメ目(Carcharhiniformes) |
科 |
トラザメ科(Scyliorhinidae) |
属 | トラザメ属(Scyliorhinus) |
分布 |
日本半島周辺 |
生息環境 |
英名では「Idsu catshark」と、伊豆の猫のようなサメという意味ですが、和名でネコザメという魚は別にいます。
サメは英名と和名の噛み合わなさも面白いポイントの一つです!(英名でTiger sharkと呼ばれる種類はイタチザメです。何でも食べる悪食で知られており人や船を襲うことも多い種類です。)
学名のtokubeeは捕獲した漁船の名前から付けられているのは有名なエピソードです。
1992年に新種として記載されており、割と最近に種として記載された種類になります。
イズハナトラザメを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年3月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
イズハナトラザメを展示しているJAZA加入の施設は9ヶ所となります。
大洗水族館 | しながわ水族館 | 上越水族博物館 |
三津シーパラダイス | 下田海中水族館 | 東海大海洋博物館 |
宮津水族館 | 鳥羽水族館 | 美ら海水族館 |
意外と多いです!
イズハナトラザメと大洗水族館
大洗水族館では、深海魚の展示エリアで展示されています。
水槽内に複数匹展示されており、見に行くたびに場所が変わっていたので暗い環境で動く頻度も高いのかもしれません。
複数個体展示されているので観察しやすくオススメです!(深海水槽にしては明るいので写真も撮りやすいです。)
私が見たときは展示されている個体の尻尾に卵のようなものがついていました。
イズハナトラザメと しながわ水族館
しながわ水族館では、群れで泳ぐ魚たちというエリアで展示されています。
イズハナトラザメ自体は群れを作って泳ぐわけではありませんが、サクラハナダイの群れの中で展示されています。
奥の方で動かなかったので良い写真は撮れませんでした…
トラザメは活発に動く種類ではないので、ガラス面の近くで見ることができればラッキーかもしれません。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。