今回紹介する魚はイシガキフグというハリセンボンの仲間です!
有名な普通のハリセンボンはハリセンボン科ハリセンボン属ですが、イシガキフグはハリセンボン科イシガキフグ属となっています。
イシガキフグについて!
イシガキフグは大きいもので60cmにもなる大型のハリセンボンの仲間です。
顔のアップはこんな感じです!
目元に黒いラインが入っており、鋭い歯を持っています。
ネズミフグに似ていますが、棘の短さや膨らんだ際の姿で判別することができます!
ハリセンボン属のネズミフグは膨らむとウニのようなチクチクした形になりますが、イシガキフグは棘のついたゴムボールのような見た目をしています!
まんまる!
イシガキフグの「きりりん」。 pic.twitter.com/jXVH3PsFou— 京都水族館【公式】 (@Kyoto_Aquarium) 2017年12月12日
京都水族館の公式から拝借!
このように、ハリセンボンのように栗やウニのような形には膨らまないのがイシガキフグの特徴です!
模様は白と黒の縞模様となっており、ヒレには黒い小さな斑点が多くついています。
これらの特徴がネズミフグと似ているため、模様から判断するのが難しい場合があります。
和名 | イシガキフグ |
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学名 | Chilomycterus reticulatus |
英名 | Spotfin burrfish |
目 | フグ目(Tetraodontiformes) |
科 | ハリセンボン科(Diodontidae) |
属 | イシガキフグ属(Chilomycterus) |
分布 | 世界中の熱帯~温帯海域 |
生息環境 | 岩礁、サンゴ礁 |
イシガキフグは棘が短いとはいえ、多くの棘を持つ魚なので基本的には触らないようにしましょう!
沖縄では食用として食べられることもありますが、その他の地域ではあまり食べられないようです。
イシガキという名前から石垣島のような温暖な海域にしか分布していないイメージを持つかもしれませんが、北海道にも分布しているようです。
英名の「Spotfin burrfish」は ヒレに斑点を持っているトゲを持つ魚という 感じの意味になります。
イシガキフグを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年3月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
イシガキフグは大きな身体でインパクトがあるためか、多くの水族館で展示されています。
JAZA加入の施設のうち21ヶ所で展示されています。
鴨川シーワールド | 葛西臨海水族園 | しながわ水族館 |
八景島シーパラダイス | 新潟市水族館 | 東海大海洋博物館 |
魚津水族館 | のとじま水族館 | 名古屋港水族館 |
宮津水族館 | 鳥羽水族館 | 志摩マリンランド |
串本海中公園 | 大阪海遊館 | NIFREL |
須磨水族園 | 足摺海洋館 | 宮島水族館 |
海の中道水族館 | ペンギン水族館 | 大分マリーンパレス |
イシガキフグと葛西臨海水族園
葛西臨海水族園では、伊豆七島水槽で展示されています。
黄色と黒の縞模様を持つテングダイやイトヒキアジなどと同じ水槽で展示されています。
他の魚とは群れずにふわふわと漂っているのでぜひ探してみて下さい。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。