今回紹介するのは大きなウツボの種類、ドクウツボです!
ウツボの中でも最大種とも言われており、多くの水族館でも大型の個体が展示されているのを見る事ができます!
ドクウウツボについて!
ドクウツボは最大で3mを超える大型のウツボです!
ウツボの仲間でも最も大きくなる種類と言われています。
水族館でよく展示されている種類で、大型になるので大きな水槽にも展示されていることが多いです!
ドクという名前が付いていますが、噛まれた際に毒があるのではなく、シガテラ毒を持つ個体が多いことから付けられています!
ウツボのような生態系のトップに君臨する生き物は、微量の毒素を持つ餌となる魚を食べて体内に毒素を貯めこんでいきます。
塵も積もれば山となるとは言ったもので、これがシガテラ毒の原因となります。
そのため、全てのドクウツボがシガテラ毒を持っているわけではありませんが、ドクウツボはシガテラ毒を持っている可能性が高く毒性が高いことが多いようです。
シガテラ毒と言えば、他にはイシガキダイが有名ですね!(シガテラ毒を持つ可能性がある種類は400以上と言われています)
水族館で黄色の大きなウツボが展示されていれば、ほとんどの場合はドクウツボです!(白色に黒色の斑点がついているとニセゴイシウツボです。)
近くで見るとウツボとは思えないくらいの胴回りをしており、びっくりしていまいます!
人間で言うと頬の部分に黒い黒点があるのが特徴です!
和名 | ドクウツボ |
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学名 | Gymnothorax javanicus |
英名 | Giant moray |
目 | ウナギ目(Anguilliformes) |
科 | ウツボ科(Muraenidae) |
属 | ウツボ属(Gymnothorax) |
分布 |
インド洋~太平洋まで幅広く生息。 温暖な海域 |
生息環境 | サンゴ礁・岩礁地帯 |
インド洋から太平洋の暖かい海域で見る事ができ、日本でも沖縄から西日本でも見る事ができるようです。(台湾やインドの島々では食用とされることもあるようです。 シガテラ毒は食べているエサによるので、生息地によっては安全なのかもしれません…)
英名ではGiant moray= 巨大なウツボという名前を付けられており、見たままですね!
ドクウツボを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年1月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
大型のウツボですが、JAZA加入の施設のうち20カ所の施設で展示されています。
男鹿水族館 | 鴨川シーワールド | サンシャイン水族館 |
葛西臨海水族園 | しながわ水族館 | アクアパーク品川 |
すみだ水族館 | 新潟市水族館 | 寺泊水族博物館 |
京都水族館 | 鳥羽水族館 | 志摩マリンランド |
城崎マリンワールド | しまね海洋館 | 玉野海洋博物館 |
宮島水族館 | 海の中道水族館 | 大分マリーンパレス |
鹿児島水族館 | 美ら海水族館 |
ドクウツボとサンシャイン水族館
ドクウツボはサンシャイン水族館のサンシャインラグーン水槽に2匹展示されています。
活発な個体なのか、泳いでいる姿を何度か目撃しました!
ドクウツボが泳ぐシーンを見る事ができるので、オススメです!!クネクネと独特な泳ぎ方をするので是非観察していただきたいです!
見にくいですが、写真の左下の岩場にもう1匹ドクウツボが隠れています…!
ドクウツボと葛西臨海水族園
ドクウツボは葛西臨海水族園の南シナ海水槽で展示されています!
葛西臨海水族園の南シナ海水槽ではドクウツボが岩場から出てきているのは見たことがありません。
水槽の右側の岩に居ることが多く、太い胴体をガラス面越しに見る事ができます!
目が濁っているのがドクウツボっぽいです!(煮魚みたいな目をしています…)
ドクウツボは独特な名前と巨大な身体から水族館で展示されていることが多いウツボの仲間です!
展示されている水族館を訪れた際には巨大な身体を観察してみてください!
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。