今回紹介する魚は変わった形と名前でサメと間違えられやすいエイ、シノノメサカタザメについてです!
えっ!?サメって言ってるじゃん!
と言いたくなりますが、ギンガエイ目に属するエイの仲間になります。
漢字で書くと東雲坂田鮫となり、ちょっとカッコイイです!(和名の由来は良く分からず、諸説あるようです…)
シノノメサカタザメについて!
シノノメサカタザメは最大2.5mを超える大型のエイの仲間です。
上の画像のようにエイとは思えない形状をしており、名前と相まってサメと間違えられやすい種類になります。
背鰭が特にサメ!!って感じしますよね!
顔だけ撮影するとこんな感じです!
こうして見るとエイに見えますね!(エラが体の下についているのがエイです!)
底の方を泳いで海底にいる魚や甲殻類等を捕食しているみたいです!
体の下側に口やエラがあるのが分かると思います!
見た目はサメや名前はサメっぽいですが、エイの仲間ですね!
見た目は優しそうな見た目をしていますが、結構狂暴な性格をしているようです…
和名 | シノノメサカタザメ |
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学名 | Rhina ancylostoma |
英名 | Bowmouth guitarfish |
目 | ギンガエイ目(Rajiformes) |
科 | シノノメサカタザメ科(Rhinidae) |
属 | シノノメサカタザメ属(Rhina) |
分布 |
インド洋~西部太平洋。 |
生息環境 | サンゴ礁 |
英名のBowmouth guitarfishは弓上の口のサカタザメの仲間という意味になります。
他にも shark ray(サメのようなエイ)などと呼ばれることもあるようです。
シノノメサカタザメ科シノノメサカタザメ属は本種のみが属しており、他の種類がいません!
日本でも稀に漁獲されることがあり、水族館等に運ばれることが多いようです。
フカヒレの原料として人気で高値で取引されるようです。(インド等では肉を干したものも流通しているようです)
シノノメサカタザメを展示している水族館!
情報は記載当時のJAZAや水槽の情報です。(2020年1月更新)
実際に行かれる際には現在も展示しているかどうか確認することをオススメします。(JAZAの情報は古いことも多いので注意してください)
シノノメサカタザメを展示しているJAZA加入の施設は4ヶ所となります。
名古屋港水族館 | 大阪海遊館 | 足摺海洋館 |
美ら海水族館 |
上の表以外にも私が訪れた際には葛西臨海水族園で見ることができました。
変わった形で人気の高いエイですが、展示施設の数は少ないようです。
面白いのが美ら海水族館(1位)、海遊館(2位)、名古屋港水族館(3位)と2019年の入園者上位3つの施設全てで展示されていることです!
シノノメサカタザメと葛西臨海水族園
シノノメサカタザメは葛西臨海水族園の大洋の航海者にて展示されています!
イタチザメの子供とツーショット!
シノノメサカタザメは水槽内の底の方を泳ぎながら水槽内をぐるぐる回っています。
平べったく地面の方でじっとしていそうな形ですが、少なくとも葛西臨海水族園の個体はグルグルと活発に動いてくれます!
ガラス面の近くを泳いでいるので写真も撮りやすくてオススメですよ!!(近すぎて全体が入らないことが多いですが…)
ちなみに、イタチザメは大きくなるとシノノメサカタザメを食べることで知られています‥
イタチザメが大きくなってもエサを十分に与えていたら襲われないのでしょうか…??
そんな心配ができるくらいにイタチザメも大きく育って欲しいです!
⇒イタチザメは亡くなってしまったので現在は展示されていません。
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。