今回は蒙古の名前の通り、モンゴルから中国にかけて生息していたモウコノウマとモウコノロバについて比較していきます!
どちらも、現在では飼育下の個体以外は絶滅してしまっています。
今回紹介する方法で、普通のウマとロバも見分けることができます!
モウコノウマとモウコノロバについて!
モウコノウマとモウコノロバは共に
モウコノウマは多摩動物公園と千葉動物公園、モウコノウマはズーラシアでのみ見ることができます!
特にモウコノロバはズーラシアが国内唯一の個体を展示しており、かなり高齢になっているので見たい方は早めにズーラシアで見てください!
ズーラシアに展示されている国内唯一のモウコノロバ
モウコノウマは多摩動物公園で繁殖されており、多くの頭数の群れで展示されています!
多摩動物公園では、上の写真のように群れで展示されている姿を見ることができます!
モウコノウマとモウコノロバの違い!
ロバとウマを見分ける場合に見る場所として、耳と尻尾があります。
これは、モウコノウマとモウコノロバを見分ける時も同じです!
それでは、写真を見ながら見分け方を説明していきます。
上の写真の左側がモウコノロバ、右側がモウコノウマになります。
ロバは兎馬と呼ばれることがあるように、耳が兎のように長く尖っているのが特徴です。
先ほどのモウコノロバの写真を拡大すると、耳が兎のようになっているのが分かります!(拡大したので少し粗いですが…)
これだけでも、見分けることができますが、もう一つ簡単に見分けることができる部位があります!
それは尻尾です!
モウコノロバは筆のように、先端だけ毛が生えています。
しかし、モウコノウマは尻尾の根元から毛が生えています!
この2つの特徴を見分けることで、ロバと馬を簡単に見分けることができます!
尻尾は特に簡単に分かるので、機会があれば見比べてみてください!
おまけ:シマウマはロバ? モウコノウマとウマの比較!
ちなみに、モウコノウマの特徴は普通の馬のタテガミがペッタンと寝ているのに比べて、モウコノウマのタテガミはツンツンと立っています!
シマウマはウマという名前が入っていますが、ウマよりもロバの仲間に近いことは有名な話です。
ズーラシアで飼育されているシマウマの写真を見てみると、たしかにロバの特徴である尻尾の毛先だけ毛が生えていたり、耳が兎っぽかったりします!
動物園に行ってみた際はシマウマの尻尾と耳も是非観察してみてください!
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。