今回は神奈川県にある人気の高い動物園であるズーラシア(横浜市立よこはま動物園)について紹介していきます!
自然に近いレイアウトで動物達が展示されており、展示エリアによって展示レイアウトも大きく変わるので、レイアウトも楽しむことができる動物園となっています。
目次
ズーラシアとは???
ズーラシアとは、1996年に公募から選ばれた愛称になります。
正式名称は横浜市立よこはま動物園ですが、ほとんどの人はズーラシアと呼んでいます!
WEB上の検索数も
・ズーラシア(74,000)
・横浜動物園(6,600)
・よこはま動物園(390)
となっています。(検索数は月間です。)
ズーラシアは「生命の共生・自然との調和」をメインテーマに掲げています。生息環境を再現した展示や、地域ごとに展示動物をまとめるようにしてあるため、動物園の中で世界中を一週した感覚を味合わせてくれる動物園となります。
ズーラシアの始まりは1999年の4月で、59種315点の展示から始まりました!
拡張や増種を繰り返して、今では90種類以上にまで増えています。
初めに、世界旅行を体験できるズーラシアを展示エリアごとに紹介していきます。
各地域ごとのエリアの紹介!
ズーラシアの展示エリアは全部で以下の8エリアに分かれています。
・アジアの熱帯雨林エリア
・亜寒帯の森エリア
・オセアニアの草原
・中央アジア
・日本の山里
・アマゾンの密林
・アフリカの熱帯雨林
・アフリカのサバンナ
正門から入ると、上の順番に回ることになると思います。
それでは、それぞれのエリアについて簡単に説明していきます。
アジアの熱帯雨林エリアについて!
アジアの熱帯雨林エリアは正門から入って最初に見ることができるエリアになります。
このエリアには11種類の動物が展示されています。
インドゾウのような大型の草食獣からインドライオンやスマトラトラのような大型の肉食獣まで展示されています。

個人的に、このエリアで注目していただきたいのはサル達についてです!
珍しいサルが多く展示されており、動き回るので見ていて飽きないと思います!
このエリアは混雑が激しいので、見たい動物だけ見て飛ばしてしまうのも良いかもしれません。
亜寒帯の森エリアについて!
続けて、亜寒帯の森エリアについて紹介していきます。
亜寒帯の森エリアは面積も広く多くの種類を展示しているエリアになります。
フンボルトペンギン、オットセイ、ホッキョクグマという海辺の動物達やレッサーパンダ、ユーラシアカワウソという人気の小動物もいます!

また、亜寒帯の森エリアには多くの鳥類が展示されています!
綺麗なキジの仲間は必見です!
オセアニアの草原について!
オセアニアの草原の展示種類はエミュー、アカカンガルー、セスジキノボリカンガルーの3種類のみ展示されています。
展示種類は3種類と少ないですが、エミューとアカカンガルーの混合飼育と、ここでしか見られないセスジキノボリカンガルーと見ごたえのある展示エリアになっています!

多くの動物園で飼育されているアカカンガルーとエミューですが、同じスペースに展示されているだけで新鮮に感じます!
カンガルーは基本的に寝転がっています…
中央アジアの高地について!
オセアニアの草原の隣の次の展示エリアである、中央アジアの高地について紹介していきます!
オセアニアの草原に続き、中央アジアの高原も展示種類が少なく4種類のみの展示となります。
しかし、この展示エリアに展示されている動物は国内でズーラシアでしか飼育されていないor飼育カ所が少ない動物のみです!
あまり焦点が当たらない地域の動物達ですが、特徴的な動物が多いです!
テングザルは見た目のインパクトもあるので、是非見ていただきたいです!
日本の山里エリアについて!
日本の山里エリアは日本の昔の里山をイメージしたエリアになっています。
先ほどのオセアニアの草原とアジアの高原に比べると展示種類が多くなっています。
昔の日本の里山を再現しているため、現在の日本ではほとんど見られないような種類も展示されています。
展示されている動物の中では、ツシマヤマネコが国内8カ所でしか飼育されていない珍しい動物になります。
タヌキやキツネなど、存在は知っていても実際に見た事がない方が多いような動物も展示されています!
アマゾンの密林について!
日本の山里を抜けると一気に周りの雰囲気も変わってアマゾンの密林エリアになります!
水辺があったり、ワニの像があったりします。
最も原始的なイヌの仲間であるヤブイヌや南アメリカ大陸唯一のクマであるメガネグマを見ることができます!
私が訪れた時は見ることができませんでしたが、オセロットは国内の動物園ではズーラシアでしか見る事ができません!
アフリカの熱帯雨林について!
アマゾンの密林を抜けると続いてはアフリカまで飛びます!
アフリカの熱帯雨林エリアには、ズーラシアのシンボルでもあるオカピも展示されています。

個体同士のコミュニケーションを見ることができるチンパンジーや、意外と人気の高いアカカワイノシシも展示されています!
アフリカのサバンナについて!
ズーラシアの最後のエリアであるアフリカのサバンナについて紹介していきます!
アフリカのサバンナは展示エリアとしては最も大きいエリアとなっており、オカピと並んでズーラシアの目玉である草食獣と肉食獣の混合展示が行われています。
この大きさの草食獣と肉食獣が一緒に展示されているのは、国内ではズーラシアだけです!
混合展示場では、エランド、キリン、シマウマとチーターが展示されています。
個人的におすすめの展示場・動物を紹介!
私がズーラシアを訪れて個人的におすすめの動物や展示場を紹介していきます!
・オカピ
ズーラシアに来たのであれば、確実に見ておきたい動物です!
上半身がキリンで下半身がシマウマのような見た目をしたオカピは世界三大珍獣の1匹に数えられる動物です。
首も短いので、シマウマの仲間だと思われるかもしれませんが、キリンの仲間になります。
頻繁に舌を出すので、舌を見るとキリンっぽさを感じると思います!


ズーラシアでは国内で飼育されている7頭のうち、4頭(1♂3♀)を保有しています。
・セスジキノボリカンガルー
セスジキノボリカンガルーはカンガルー科キノボリカンガルー属に属する動物です!
キノボリカンガルー属は10種類いますが、国内で展示されているのはズーラシアで展示されているセスジキノボリカンガルーのみです!
見た目はたしかにカンガルー…?のような感じですが、よくよく見てみると全然違うので是非確認してみてください!


カンガルーのような見た目からはイメージできないようなカラフルな見た目をしています!
・キジ類・ウォークインバードケージ
ズーラシアの亜寒帯の森エリアに展示されているキジ類とウォークインバードケージはネームバリューはありませんが、見逃せない展示エリアの1つです!
ズーラシアの地図ではキジ類とまとめられていますが、5種類もの綺麗なキジ達を観察することができるスポットになります。


上の写真のような綺麗なキジを見ることができます!(上の写真は私が写真を上手く撮れないので、実物はもっと綺麗です!!!)
ウォークインバードケージでは、人間が鳥かごの中に入ることで鳥達を檻越しではなく直に見る事ができます!

この頭にトサカのついたハトはオウギバトという種類のハトになります。
ウォークインバードケージに最も多く入っている種類で、道のすぐ傍で固まっている事も多いです!
・混合展示場(アフリカのサバンナ)
最後に紹介するのは、アフリカのサバンナで展示されている混合展示場です!
国内ではズーラシアでしか見ることができない、肉食獣と草食獣の混合展示が行われています。



一番右側の写真の倒木の裏にチーターが隠れています…
アフリカのサバンナの真ん中にある広大な展示場なので、見逃すことはないと思いますが、広い展示場のどこかにチーターも隠れているので是非探してみてください!
ここで紹介した動物や展示場以外にも魅力的な動物が多く展示されています!
ズーラシアでしか展示されていないような動物も多くいるので、意識してみてみても面白いかもしれません。
下の記事でズーラシアで飼育されている国内あまり見られない珍しい種類をまとめています!
ズーラシアの展示の特徴!
ズーラシアの展示の特徴としては、それぞれの動物によって展示場のレイアウトが大きく異なる点です!



左側からレッサーパンダ、チンパンジー、ツキノワグマとなっています。
同じ、熱帯雨林エリアでもアジアとアフリカで樹木も大きく変わることが確認できると思います!
自然に近づけている分、動物が隠れて見えない事も多いですが、生き物なので仕方ないですね。
また、展示場だけではなく展示場の外もエリアによってオブジェクトを設置したり建物の形を変えたりと本当に地域が変わったかのような演出をしています。
ズーラシアの混雑具合は?? 前半は特に混雑!
私がズーラシアを訪れたのは日曜日なので、休日・祝日のズーラシアについてになります。
私が来園前にズーラシアのHPを見て思っていたのは、広大な面積を使って少ない種類の動物をゆったりと展示しているものだと思っていました。
そして、ズーラシアの施設面積は53.3ヘクタール、来園者数は年間120万人というのは行く前に調べていました。
私が良く行く上野動物園が14.3ヘクタール、年間来園者数が400万人くらいです。
上野動物園は土日に行っても普通に写真を撮ることができます。
「人口密度にすると上野動物園の1/10くらいか~休日でも行けるな!!」
この時点で色々と間違っていました…
上野動物園とズーラシアの大きな違いを挙げると…
・ズーラシアの展示場は一度に多くの人が見ることができるようにできていない
・展示種類が少ないので、一つの展示動物の前に溜まりがち
という2点になります。
特に前半の「アジアの熱帯雨林」と「亜寒帯の森」は人だらけでした…(うんざりして、すぐに帰ろうかと思いましたが何とか思いとどまりました…)
オセアニアの草原まで抜ければアジアの熱帯雨林や亜寒帯の森よりも開けていおり、休憩所もあるため人も減ってきます!
オセアニアの草原から先は一部の人気動物を除いてめちゃくちゃ混雑しているような場所はなくなります。
ズーラシアに行って上野動物園の凄さを感じました。
あの面積であの人数を受け入れてほとんど並ばずに動物を見ることができるのがどれだけ凄いことだったのか…
ズーラシアのお土産について!
ズーラシアのお土産を購入することができる場所は2ヵ所のみになります。
1ヵ所目がオセアニアンの草原エリア向かい側にあるオージーヒルという施設です。
もう1ヵ所は噴水口から退園した所にあるアクアテラスという施設になります。
お土産を買いたい場合は、アクアテラスの方がおすすめです!
オージーヒルもお土産を扱っていますが、アクアテラスの半分も取り扱い商品がありませんでした。
園内で購入すると持ち運びがめんどくさいですしね…

その動物園で一番印象に残った動物のぬいぐるみを買っていっているのですが、ズーラシアはオカピにしました!
セスジキノボリカンガルーと悩んだのですが、セスジキノボリカンガルーのぬいぐるみは気に入らなかったので←
ズーラシアを来園しての感想!
来園する前はもっと広い展示場で飼育されているのだと思っていました。
また、休日は人が多いので動物によっては満足に見ることができません!(来園者数から言うと上野動物園の3割くらいなので、人の流れが悪いのだと思います。)
とにかく、動物を見れる幅が狭い展示場があるので人が溜まってしまい、並ばないと動物が見れない場所があります。
並んでも長時間は見れないので、休日にじっくり見るのには向かない動物園だと思いました。(空いている展示場はゆっくり見ることができます!)
展示動物の種類こそ少ないですが、珍しい動物が多く展示されているため、動物園に行き慣れている方でも楽しめる動物園だと思います!
ズーラシアは休日だと人が多いので、平日にゆったりと見ることができると最大限楽しめると思いました!
今回は日曜日に行ってみたのですが、2往復くらいすれば全部の動物の姿を見ることはできました。(寝ていたり、写真を撮れなかった動物も多いですが…)
体力に自信のある方は何往復かする前提で、見えない動物は飛ばしていけば一日で全ての動物の姿を見る事ができると思います!
ここまで
最後までお読みいただきありがとうございます。